さて、本日はサブドミナントの話。
色々あるサブドミナント・コードの中で、例えば
Am7 と Am7(b5)の用法についてです。
基本はAm→Dですが、そこに7がついたり5度がフラットしてb5になると行き先が変わります。
こんな感じ。
Am7→D7→G メジャー調へ解決
Am7(b5)→D7→Gm マイナー調へ解決
それにテンションがついてくると
Am7→D9→GM7
Am7(b5)→D7(b9)→Gm9
の様な感じになります。
まあ必ずそう使う必要があると決まっているというわけではないのでしょうが、整然とした調整のある曲で使ってみればわかります。あとはこれを応用して
Dm7→G7→CM7長調になった
Dm7(b5)→G7→Cm7→F7→BbM7(Cm短調経由でBb長調へ解決した)
のようにすればいいです。
思えば自分がフォークギター弾き語りで音楽を始めた頃は、コード記号に付加される数字がうっとうしくて、全く理解しようとしませんでした。POPSのメロディは簡単に覚えられるけど、伴奏のコードがついていけなくて、もどかしかったな。そのくせにボサノバも歌ってみたくてジャズのポジションでコードを丸覚えてしてみたりと、行き当たりばったりでした。
それを考えると今はDAWが便利で良い時代ですよね。
コード記号で入力すれば普通に機械が弾いてくれるわけですから。だからこそコード進行を把握すれば耳コピは楽勝なんです。
ではまた。